雑誌で何度も取り上げられて注目されているのがズパゲッティというアパレルの廃棄素材をアップサイクルして作られた糸を使って作るズパゲッティバッグ。
自宅にある着なくなったTシャツや、使っていない布などでも同じように作れるんです。
Tシャツの生地で作るTシャツヤーンの作り方はもちろん、バッグの作り方も紹介します。
リメイクに興味がある人ならハマるの間違いなし!
Tシャツヤーンの作り方
ズパゲッティバッグといえば、フリンジ付きのものが人気
カットソー生地のバッグだけど、カジュアルすぎなくてとてもおしゃれ
本家のフックドゥ・ズパゲッティこちらは1玉約120m価格は約2,000円(税込み)綿92%その他8%伸縮性のあるカットソー生地
もしかしてTシャツが原料なら、自分で作れるのではないかと調べてみました
Tシャツヤーン 作り方
で検索するとたくさんヒットします
自分でTシャツヤーンを作っている人も多いので試してみました
Tシャツヤーンの作り方
着なくなったTシャツを利用しても良いのですが、大量の布が眠っているのでこれを使用してみました
材料 カットソー生地・もしくはTシャツ
本家のフックドゥ・ズパゲッティが綿92%・その他8%でしたので、伸縮性のある布を選びました
幅がダブルで150cmあり、かなりのTシャツヤーンが作れそう
1.3cm幅にカットする
横に伸縮するように置いて平行にカット
幅があるので、半分に折って輪の部分からハサミを入れます
2.端の部分は3cmほど残す
!注意!切り落とさない
切れ味のよい裁ちばさみで切りましょう
万能ハサミで切ると疲れます
出来るだけたくさんTシャツヤーンを作った方が良いのですが、今回はとりあえず長さ50cm分作ってみます
まだ端は繋がっています
3.片方の端を切る
左右の端に交互にハサミを入れる
リボン状にしていく
順番に確認しながらハサミを入れた方が失敗しない
もう片方のハサミを入れない端の部分はつなぎ目部分になるのですが
でこぼこして使いづらいので角を少し落とす
このときに作ったTシャツヤーンを横に引っ張ると端が丸まるのでつなぎ目が分かりづらくなると思います
布端にほつれ防止のノリが付いているとキレイに丸まらないことがあるので注意
繰り返して1本のリボン状にする
4.軽く引っ張りながらリボンからひもにする
横方向に伸縮する状態で切っているので、引っ張ると伸びます
何かに巻き付けて玉にしていきます
通常150cm×16本=2400cm(24m)ですが、伸ばしていったので最終的に約40mのTシャツヤーンが出来上がりました
[動画]Tシャツヤーンの作り方
この動画をみてTシャツヤーンを作りました
幅は3cm、輪の部分は1cm残し、洗濯タグなどはあらかじめ外しておく
失敗したときの補強方法や、袖からもヤーンが作れます。
ズパゲッティバッグの作り方
材料
Tシャツヤーンとかぎ針
Tシャツヤーンやズパゲッティはかぎ針でも太い糸対応の10号~を使用します
100均でも毛糸を扱っているダイソーやキャンドゥ、ワッツなどでも購入できました
バッグの作り方
だいたいの作り方を紹介しますので、お好みのサイズで作ってみてくださいね
1.底部分を作る
2.バッグの高さ
3.持ち手
4.飾りのフリンジ
ポイントは4つですので、難しく考えなくても大丈夫!作ってみましょう
1.底部分を作る
簡単な編み図を作りました。記号などは省略しているので確認程度にご覧ください
①くさり編みでスタート14目+2段目の立ち上がり分1目=15目くさり編み
図の真ん中のくさり編み部分からスタートです
この時短く感じると思いますが、この後外側に向かって目を増やして底を広げていきます
②2段目:くさりを裏返し 2段目は真ん中の山になっている部分に針をいれますよ
図:ピンクマーカー部分右から左に進みます
右から2番目(ピンの先の山部分)ここが2段目の始まりです
2段目からは細編みです
目に針を入れて
糸を引っ掛けて引き抜く
さらに糸を引っ掛けて
今度は一気に全部通して引き抜く
細編み1目完成☆次に目印をつけます
今作った細編みの目(上から見るとくさり)に印をつけておく
毛糸専用の物もありますが、安全ピンや、ビニールタイ、毛糸などでも代用可能なので自宅にあるもので目印を付けておいてください
もう一度同じ目に細編みをします
次からは1目に1細編みを12目編みます
③カーブ部分から2段目終わりまで
最初の難関カーブ部分を編んでいきます
1段目の最初のくさり部分に5回細編みをします
穴が広がってしまうけど、糸を引っ張れば大丈夫です
1目に5回細編みをすると自然にカーブが出来上がります
このあとこのまま反対側も編んでいきますよ
くさり部分に針を通して細編みスタート12目編みます
図:2段目ピンク左から右に
最後の目は1目に3回細編みをする
2段目の最初に2目編んでいるので全部で5目編んだことになり左側と同じになります
④2段目終わり3段目へ
3段目に行く前に2段目の最初と繋げます
この時先ほどの印が役に立ちます!
印をつけたのが2段目の最初の目なので、そこに針を入れます
糸を引っ掛けて一気に引き抜く
2段目が繋がりました。次に立ち上がりは1目くさり編みをして3段目に入ります
⑤3段目
立ち上がりのくさり目を1つしたところ
目印のところから編んでいきますよ
3段目は緑マーカー部分です
3段目:緑マーカー 段が変わって最初の細編みに印を移動するのを忘れずに
細編み(目印つける)→2回細編み→12目細編み→2回細編み→細編み→細編み→2回細編み→12目細編み→細編み→2回細編み→細編み→3段目の最初の目(目印部分)とつなげる→4段目へ・・
底部分は少しずつ目を増やしていくことで広げることが出来ます。
2.バッグ本体
4段目以降はひたすら細編みします
段が変わるごとに立ち上がり1目くさり編みをします
目印もつけていった方がやりやすいです
バッグの高さはお好みで作ってもらいたいので、特に何段というのはありません
だんだん立ち上がってきました
自分好みの高さになるまで編み続けます
好みの高さまで編んだら次は持ち手を作ります
3.持ち手を作ります
目を増やしているので、段のスタートがバッグの脇とは限りませんので
実際に編みながらどこに持ち手を付けるか確認してくださいね
段のスタートは立ち上がりのくさり編みをし
細編みをしていきます
持ち手をつける部分まで細編みをします
私は中心10目分をあけて持ち手を付ける予定なので、安全ピンの部分まで細編みをします
持ち手部分はくさり編み15目編み、また本体に戻り細編みをして、反対側の持ち手も同じように編む
次の段は今編んだ細編みではなくてその下の細編みの目に細編みをしていきます
持ち手のくさりを覆うように細編みをする
くさりは15目ですが、持ち手が隠れるくらい20回くらい細編みをする
くさりが細編みで覆われました
このあと、先ほどと同じように2つ前の細編みに細編みする
最後の段も1段前と同じ場所に細編みをする
かなりしっかりと厚みが出ます
このまま1周したら完成です
持ち手も太くなりました
シンプルがお好みでしたら、このままでももちろんOK
毛糸のバッグと違って糸が太いので、適度な重みと厚みが出来ます
流行りのフリンジをつけてみよう
なるべくつなぎ目のない部分を使います
フリンジの長さはお好み・あなた次第です
結びつけるので少し長めに揃えてカットしておいてください
フリンジを通したい目の下からかぎ針を入れます
フリンジを半分に折ってかぎにひっかける
そのままかぎ針を引いて、フリンジを穴へ通す
かぎに引っ掛けている輪の部分にフリンジを通して結ぶ
横一列同じようにフリンジをつける
Tシャツヤーンを節約するなら、フリンジは表のみ付けてもOK
ズパゲッティバッグの完成
まとめ
着なくなったTシャツや、布の大量消費に一役かってくれるTシャツヤーン。バッグのほかにも、コースターなどの小物類やラグマットなど大物も作れるそうなので、挑戦してみたいと思いました。私は手持ちの布を使用しましたが、古着のTシャツなどで作れば立派なエコ手芸。お子さまの自由研究や家庭科の宿題にもピッタリだと思いました。
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