2015.04.12(Sun)
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節約レシピ一週間のレシピの考え方とは?レシピ料理と残り物料理を巧みにコラボ
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夕飯をつくるときに重視している点はどこになりますか?コストが一番でしょう。ですが、コストだけでは食事の満足感がありません。コストと、もう一つあります。美味しいということ、大事ですよね。ですが、美味しいことばかりを追求しているとコストがかさみます。そこで美味しいを充実させつつもコストを抑える調理方法についてみていきましょう。
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この記事の目次
レシピ料理3日、残り料理4日で1週間が終了
7日のうち7日ともレシピ料理を作っていたのでは、食費は抑えられません。お買いものを一週間のうち7回するということになるからです。ですがレシピ料理が少なすぎるとお料理が下手になります。お料理が下手になると美味しい料理が作れなくなるので家族の満足度が下がります。そうなると食事はつまらないものになり、食事を作るのが嫌になります。そうすると外食ばかりになり、コストはかさむばかりです。そして最悪は栄養不良で病気になってしまいます。病気になると節約どころか浪費につながります。手作りの食事を作るという事は満足感だけでなく、実は医療費の節約にもつながっているのです。
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手作り料理が美味しいと感じる理由
手作り料理が美味しいと感じる理由は何でしょう?コンビニのお弁当を買ってきたものの、食べる気がしない。だけどそれをお気に入りの大きなプレートに綺麗に並べたら、急に食べれたとか、電子レンジで温めたら温めている最中に食べたいと思えるようになったという経験はありませんか?病気で看病してもらった時に食べさせてもらったおかゆがとっても美味しかったという経験はありませんか?人は手間を掛けられたものを美味しいと思うそうです。嫌いなものが夕食に出た時泣きわめく子供。ですがお母さんが食べさせてあげると泣き止んで食べるという所からも分かります。有名なフランス料理、イタリア料理のシェフが手間暇かけて作ってくれた繊細な料理が美味しいと思うのは当然だということになります。手作りにもこれが当てはまります。何ということのないおかずでも、作ってもらえると美味しく食べれる。これは作った人の愛情がこもっているからなのです。愛情は美味しさにつながっています。
参考記事: 準備に手間をかけるとメシが美味く感じることが判明! 被験者「定価より多く金を払ってもいい!」
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残り物料理はレシピ料理よりも難しいテクニックがいる

レシピ料理とはその名のとおり、レシピに書いてある具材をそのとおりに量ってレシピ通りに調理するということです。実はレシピ料理は忠実に料理すれば失敗することはありません。それよりも難しいのは残り物料理の方なのです。残り物料理をどうやって美味しく調理するか。それが腕の見せ所です。残り物を残り物とみせないように調理すること。この腕を磨くにはレシピ料理を作り続けるしかないのです。そしてレシピ料理を沢山つくっているうちに勘が働くようになります。この勘が出来たら残り物レシピも美味しくなるのです。ですから、残り物レシピを美味しく作るには、レシピ料理は大切ですし、レシピ料理を作るということは料理の腕前そのものをあげることにつながるのです。レシピ料理を残り物レシピに生かすことができたなら、美味しさと節約を兼ね備えた手料理の達人となるわけです。
レシピ料理のメニュー決定時に、
残り物料理まで考える事が手料理上手のポイント

お料理には様々な調理方法があります。
・和える(サラダ、冷製パスタ、おひたしなど)
・ゆでる(麺類、温野菜など)
・煮込む(ポトフ、ひじき、おでん、カレー、シチューなどの煮込み料理)
・炒める(炒めもの)
・焼く(魚、肉、グラタン、グリル料理など)
・揚げる
・漬ける
・干す
などがあります。これらの大枠の中に、細かなメニューがあります。レシピ料理はレシピを作った人が試行錯誤して一番おいしい味になるように計量化されたものです。レシピ料理をあえて作ることは、レシピによって調味料と材料の絶妙なバランスが知れるからです。青菜のおひたし1つでも目分量よりもレシピのほうが美味しいからです。そして作っていくことでその人自身の好みのレシピができてくるものです。そのためにも、まずはレシピ料理を作れるようになりましょう。レシピ料理を作ることはもう一つ目的があります。レシピ料理をするとどうしても使い切れない残り物が生じてきます。放置しておくと腐らせてしまいます。どうにかして食材に使いたいものです。その時に練習したレシピがもう一度役立つのです。過去に作ったレシピ料理の食材と目の前にある食材が一致したらそのメニューが作れるからです。もしレシピ料理で日頃から練習していないと、余った食材の調理方法がどうしても作ったことのある同じメニューに偏るので、バラエティーさがなくなります。作る方も食する方も楽しくありません。バラエティーあるレシピ料理を週に2,3回作ることでそのうちのいくつかが得意料理となっていきます。そしてレシピをみなくても作れるようになると、残り物の食材を見ただけで得意料理がひらめくことになります。そうすると残り物の食材もレシピに近いメニューが作れるということになります。そのためにも最初は大変ですが、レシピ料理を作っていきましょう。
レシピ料理の場合1月分は10日分

レシピ料理は1月あたり10日分くらいです。残り物料理だと20日くらいです。そこからスタートします。レシピ料理についてみていきます。10日間の各1日の調理方法:和える→ゆでる→煮込む→炒める→焼く→揚げる→漬ける→干すという感じで違う調理方法のレシピを探します。そして、最初の1週間分のうちの3日分のレシピメニューを探します。クックパッドなどおすすめです。
レシピは食材から調理方法、
調理方法から食材のどちらでもOK

さてどのレシピを作ろうかと思ったときに、調理方法から決めるのか食材から決めるのか迷うところだと思います。まずは季節感のある食材を使うことがポイントです。旬の食材ですね。旬の食材は美味しいだけでなく、お手頃価格にもなっているからです。春キャベツ、新たまねぎ、新じゃがいもというところでしょうか。お肉やお魚はスーパーによって特売市があったりしますので、その都度買い物に出かけた時に鶏肉ならモモにするのか、胸にするのかささみにするのかなどは決めればいいかと思います。もちろんレシピ料理通りのお肉で調理する場合は、その日に買いに行けばいいという事になります。
食事摂取基準のポイントは5つの栄養素
夜ご飯では炭水化物、脂肪、タンパク質、無機質、ビタミンの5大栄養素は必ず摂取したいものです。レシピ料理を作ります。クックパッドで食べたいレシピを探します。その中の食材をチェックし、不足している栄養素をピックアップし、その栄養素については別メニューで簡単に調理していただくという事になります。ですからレシピ料理というのは掲載されているレシピ料理そのものと、掲載レシピに不足している不足栄養素を補う簡単メニューとで食卓に並ぶということになります。レシピにタンパク質が不足していたら、茹で卵を追加するとか、しらすを添えるか等をしていくということです。
タンス(炭水化物)にし(脂肪)まったんたたたん(タンパク質)ム(無機質)ービ(ビタミン)ーと覚えると覚えやすいです。無機質は、て(鉄)り(リン)な(ナトリウム)か(カリウム)ま(マグネシウム)(照り焼きチキンの仲間)と覚えると覚えやすいです。
レシピ料理で使用しない材料はメモに記録することがポイント

レシピ料理で余った食材はメモに残しておきます。冷蔵庫に大き目の裏紙にクリップ磁石でくっつけておくような簡単なものでメモります。春キャベツなら春キャベツが半分という形で残っている量が分かるようにしておきます。そして3日間レシピメニューをつくれたなら、4日目から7日目は残り物レシピ作りに励みましょう。もしここで十分な量がのこっているなら、新たにレシピ料理にチャレンジすることもできます。そしてメモをみずに残り物が把握できれば、手料理の達人です。
1週間分の節約・美味しいレシピの具体例

1日目:レシピ料理:春キャベツのポトフ(煮込み料理)
材料:キャベツ 1/2個 →半分余ります。
人参 1本→3本入りなら2本余ります。
玉ねぎ 1玉→5個入りなら4個余ります。
ジャガイモ 3個 →2から3個余ります。
豚肉 1パック
このレシピでは無機質が不足しているので、ワカメ入りのお味噌汁などで摂取します。
2日目:レシピ料理:かつおのたたき(和え物系)
材料:かつおのたたき
ワカメ
生姜→半分余ります。
玉ネギ→半分余ります。
3日目:タンドリーチキン(焼き物系)
材料:鶏肉もも
ヨーグルト
カレー粉
このままでは無機質、ビタミンが不足するので、レタスと玉ねぎのサラダと、ひじきの煮物、コーンクリームスープを副惣菜として作ります。
レタス→半分余ります。
玉ねぎ→余った分の半分ほど使っています。
4日目:余った食材から残り物レシピを考えてみます
材料:キャベツ 1/2個 →半分余ります。
人参 1本→3本入りなら2本余ります。
玉ねぎ 1玉→5個入りなら4個余ります。
ジャガイモ 3個 →2から3個余ります。
生姜→半分余ります。
玉ネギ→半分余ります。
ここから何を作りますか?これらの食材を含んだ新しいレシピを一つ作ることもできます。ですが、ここは節約です。焼きそばというのはいかがでしょうか?焼きそばの場合、豚肉と焼きそば、ソースなどを購入すればその日の食材は改めて買わなくてもいいことになります。ここが節約ポイントとなります。もちろん、キャベツが不足気味の場合は買いたすことも考えます。
5日目:冷蔵庫の食材がすべてなくなったのなら、新しいレシピを作ってまた、残りの材料で古い食材を使う
という事を6日目も7日目も繰り返していきます。
逆にいいますと、2日しかレシピ料理を作っていなくとも、残りの具材が増えていると思えば3日目に残り物食材で1品作るという事もアリなのです。
まとめ
いかがでしょうか?レシピ料理を2回から3回作った後は残り物料理とすることが基本です。このように冷蔵庫の食材を無駄なく使うことで、お買いものの回数を減らしながらも、美味しい食材作りにチャレンジをしていくことで、いつのまにかメモもいらなくなります。そして残り物調理とレシピ調理を分けることなく、無駄なく美味しい料理がつくれれば手料理の達人となります。
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